それは、一本の電話から始まった。
去年の今頃だったろうか? 農家の人が電話をしてきた。
「柱田ため池のような大きなため池を埋めたら、下流は必ず水につかる。
農業委員会が決めたことなら仕方がないが、水害が心配だ…」
そこで、税金を16億円も使う前原東土地区画整理事業で埋め立て予定の「ため池」について調べ始めた。
開発予定地内のため池の所有者を調べると、
〇柱田ため池は、市有地が70%で、民有地が30%。所有者は二人で、2011年6月22日、小島和登氏から半分ずつ相続し、その一人は浦志の水利組合長だった。(小島議員の親族)。
〇相の町ため池はすべて民有地で、所有者は二人。同じく2011年6月22日に、小島和登氏から半分ずつ相続した。その一人が、小島議員。
※一番大事なことは、二つのため池が、浦志の水利組合21人の共同所有ではなかったということだ。市の所有以外は、小島議員と水利組合長とあと2人の合計4人の個人所有だったということである。
ところが、2011年11月9日に開催された農業委員会総会で、各委員に配布された資料には、驚くべき記載があった。つくったのは、市の建設都市部都市計画課。
「平成23年11月9日(水) 農業委員会総会 報告資料 」と書かれたこの文書には、以下のような記述がある。
「ため池の廃止に伴う下流域との調整については、当該ため池を所有・管理している浦志水利土木組合長から下流部にあたる新田、泊三の各水利組合長へ面談または文書で状況を説明し理解を求め、両者の了承が得られている。」 ・・・
なんと都市計画課は、ため池の廃止を審議した第23回農業委員会総会に、「二つのため池は浦志の水利組合の所有」だという虚偽の報告文書をつくって、農業委員に配っていたのである。
農業委員としてこの会議に出席していた小島議員が、利害関係者でありながら退席せず、堂々と会議に出席し続け、ため池の埋め立てに賛成する意見を言えたのは、この虚偽の報告文書があったおかげである。
つまり、松本市長は、都市計画課の職員に命じて虚偽の文書をつくらせ、配布させて、計画的、組織的に、ため池の所有者をごまかし、農業委員会をだましていたことになる。
この文書には、浦志の水利組合長が、ため池埋め立てのために下流の泊や新田の組合長に働きかけ、了解を得た経過も書かれている。
小島議員、水利組合長、ともに自分自身が所有者であるのを隠し、自分の役職を利用して、ため池埋め立て(廃止)のために、小島議員は農業委員会で発言し、水利組合長は下流の組合長と交渉していたのである。
これらはすべて、開発に必要な「ため池廃止」に同意する農業委員会の意見書を得るためだった。
そして農業委員会総会から9日後の11月18日、区画整理組合準備会は、農業委員会の意見書を添付して、ようやく県に申請書を提出した。関係者にとって、20年来の悲願が実った日でもあった。
※そもそも、線路わきの柱田ため池は、70%が市の所有であり、それを埋め立てた場合の水害の危険性や対策は、市が住民に説明すべきことだ。しかし市は、水利組合の所有だとウソをつき、その責任を逃れたのである。
※※市長は、若宮の地区計画でも、フォレストアドベンチャー事件でも、同じように利害関係者を巧みに使って、ウソとやらせを行った。また市民に奉仕すべき職員に虚偽の文書を作らせ、議会で虚偽の答弁までさせた。
これらの行為は、本来、公務員がやってはならない非違行為である。普通なら市長がきびしく懲戒処分するところだが、いかんせん、糸島市では市長命令でこれらの非違行為が行われている。
そして市長をチェックするはずの議会が圧倒的与党の自民系議員で占められ、今なお、真実を隠ぺいし続けている。
去年の今頃だったろうか? 農家の人が電話をしてきた。
「柱田ため池のような大きなため池を埋めたら、下流は必ず水につかる。
農業委員会が決めたことなら仕方がないが、水害が心配だ…」
そこで、税金を16億円も使う前原東土地区画整理事業で埋め立て予定の「ため池」について調べ始めた。
開発予定地内のため池の所有者を調べると、
〇柱田ため池は、市有地が70%で、民有地が30%。所有者は二人で、2011年6月22日、小島和登氏から半分ずつ相続し、その一人は浦志の水利組合長だった。(小島議員の親族)。
〇相の町ため池はすべて民有地で、所有者は二人。同じく2011年6月22日に、小島和登氏から半分ずつ相続した。その一人が、小島議員。
※一番大事なことは、二つのため池が、浦志の水利組合21人の共同所有ではなかったということだ。市の所有以外は、小島議員と水利組合長とあと2人の合計4人の個人所有だったということである。
ところが、2011年11月9日に開催された農業委員会総会で、各委員に配布された資料には、驚くべき記載があった。つくったのは、市の建設都市部都市計画課。
「平成23年11月9日(水) 農業委員会総会 報告資料 」と書かれたこの文書には、以下のような記述がある。
「ため池の廃止に伴う下流域との調整については、当該ため池を所有・管理している浦志水利土木組合長から下流部にあたる新田、泊三の各水利組合長へ面談または文書で状況を説明し理解を求め、両者の了承が得られている。」 ・・・
なんと都市計画課は、ため池の廃止を審議した第23回農業委員会総会に、「二つのため池は浦志の水利組合の所有」だという虚偽の報告文書をつくって、農業委員に配っていたのである。
農業委員としてこの会議に出席していた小島議員が、利害関係者でありながら退席せず、堂々と会議に出席し続け、ため池の埋め立てに賛成する意見を言えたのは、この虚偽の報告文書があったおかげである。
つまり、松本市長は、都市計画課の職員に命じて虚偽の文書をつくらせ、配布させて、計画的、組織的に、ため池の所有者をごまかし、農業委員会をだましていたことになる。
この文書には、浦志の水利組合長が、ため池埋め立てのために下流の泊や新田の組合長に働きかけ、了解を得た経過も書かれている。
小島議員、水利組合長、ともに自分自身が所有者であるのを隠し、自分の役職を利用して、ため池埋め立て(廃止)のために、小島議員は農業委員会で発言し、水利組合長は下流の組合長と交渉していたのである。
これらはすべて、開発に必要な「ため池廃止」に同意する農業委員会の意見書を得るためだった。
そして農業委員会総会から9日後の11月18日、区画整理組合準備会は、農業委員会の意見書を添付して、ようやく県に申請書を提出した。関係者にとって、20年来の悲願が実った日でもあった。
※そもそも、線路わきの柱田ため池は、70%が市の所有であり、それを埋め立てた場合の水害の危険性や対策は、市が住民に説明すべきことだ。しかし市は、水利組合の所有だとウソをつき、その責任を逃れたのである。
※※市長は、若宮の地区計画でも、フォレストアドベンチャー事件でも、同じように利害関係者を巧みに使って、ウソとやらせを行った。また市民に奉仕すべき職員に虚偽の文書を作らせ、議会で虚偽の答弁までさせた。
これらの行為は、本来、公務員がやってはならない非違行為である。普通なら市長がきびしく懲戒処分するところだが、いかんせん、糸島市では市長命令でこれらの非違行為が行われている。
そして市長をチェックするはずの議会が圧倒的与党の自民系議員で占められ、今なお、真実を隠ぺいし続けている。