※造成中?「桂田ため池」(上の写真)と、のどかな「相の町ため池」(これも近いうちに??)
10月頃、市民の方が電話をしてきた。
「浦志のスーパーサニーの南にある線路のとこの大きなため池が、
水を抜かれて埋め立てられようとしている。
あんなどでかいため池を埋め立てたら、周辺や下流は水害が心配だ。
どうにかならないのか」
というものだった。
× × × ×
前原東土地区画整理事業では、浦志・篠原の優良農地の水田13ヘクタールと、
ため池をふたつも宅地にする計画。
そのひとつが、その方がおっしゃる広大な「桂田ため池」。
もうひとつは、その南東にある「相の町ため池」。
潤、浦志は今でも雷山川の近くで、ちょっと大雨が降ると側溝や小川から水があふれ、
浸水の被害を出してきたところ。
最近の集中豪雨でも、潤のマンションの1階が浸水し、駐車場の車をあごらのグランドに避難させたとも聞いた。
行ってみると、確かに1万平米をこえる広大な桂田ため池は、水を抜かれ、開発のための遺跡調査がおこなわれていた。
またその斜め向かいにある「相の町ため池」は、半分くらいたまった水面に、潤の家々の屋根が夕焼けに映えていた。
秋の草がなびく大きなため池ふたつ。
二つ合わせれば、波多江小学校の敷地ほどもあるのではなかろうか。
今頃の台風では、ずいぶん地域の住宅街を豪雨から守ってきたことだろう。
貯水量も相当あるはずだ。
ほんとうに、これらのため池を埋め立て宅地にして、水害は起きないと断言できるのか?
北部九州の豪雨やゲリラ豪雨の報道があるたびに、心配だという地域住民。
防災こそ、いま何より優先して対策をとるべき課題と思うのだが…