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Channel: 糸島市議会議員 いとうちよ子ブログ~ちよ便り
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「議会でいじめられようとでしょう?」「おれは信じとうけん」・・・

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数年前、左の肩を痛め、治るまで半年かかった。
去年、義母の看病しているときは出なかったが、今年の1月に亡くなってから、過労もあって徐々に悪化した。

7月から整形外科に通院して、少しずつ回復していたのに、9月、10月、過労が高じて、激痛に見舞われ、車の運転もパソコンも打てなくなった。
出歩くときは腕をつっているが、それでも辛い。

やむなく12月議会を考えて、養生する決意をした。


「頑張り過ぎよ。みんな、わかっとうけん、大丈夫よ。伊藤さんはゆっくりしとき」
子どもの同級生のお母さんが、笑顔で言う。
「図書館の移転、僕も反対です。場所が悪すぎます・・・がんばってください」
玄関先で、新聞屋さん。

市民のみなさんは、ほんとうにありがたい。

寝ていると、携帯が鳴った。
「伊藤先生、〇〇です。あのときは、お世話になりました」

2年前、水道料金を3万円滞納して、半年間も給水を止められていた土木作業員の人だ。
小雪の降る中、夜間の道路工事現場で働いて、明け方凍えて帰っても、「風呂にも入れないとです」と訴えた彼の顔を思い出す。

「まあ、久しぶりね。何か、相談事があるんでしょう?」
「おれは、だいじょうぶやけん。
 先生。議会でいじめられようとでしょう。友達がいうとりました。
 元気出してください。
 先生の声を聞きたか思うて電話したとです・・・」

うれしかった。
「ありがとう。いま、寝込んでいるけど、大丈夫よ。死ぬような病気じゃないから。
 50肩に更年期障害。そんな年になったのよ・・・」
笑いながら答えた。

電話が切れる前、彼が言った。
「おれは、先生ば、信じとうけん」
その言葉が胸に染みた。ありがたくて、涙がこぼれた。

励まし、助けられているのは、私の方だ。

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