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Channel: 糸島市議会議員 いとうちよ子ブログ~ちよ便り
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美しいもの

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今日、(9月28日)美しいものをいくつも見ました。

病院の近くで、お母さんが満面の笑顔で小さな子どもを抱きしめていたのです。
子どものくるくるした目のあどけない笑顔もかわいかった。

夕暮れ、高齢のご夫婦が手をつないで歩いていました。

ロンの散歩中、知らない小さなワンコが寄ってきて、うちのロンに頬ずり。
中学生が「かわいい!」と言って、駆け寄ってきました。



天変地異の被害がつづくなか、
あらゆる普通の生活がいとおしいと感じるこの頃です。

地上の命、
すべての存在を否定する放射能の恐ろしさを、
もっともっと多くの人に知ってもらうことが、次への一歩。

冷静になれば、必ず多数派になるのは、
原発をなくす願いのほうだと信じます。

はじめて手話で賛成討論をしました

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今度の9月議会では、
初めて手話を使った賛成討論をしました。

手話言語法制定を求める請願が、
聴覚障害者団体から提出されていたからです。

たどたどしい私の手話。
でも終わってから、
顔見知りのろう者の方々が、傍聴席から満面の笑顔で、
良かった!ありがとう!と手話でエールを送ってくださいました。

10年くらい前に、
市役所に手話通訳士の設置を求めて署名運動をご一緒にしたことがあります。

手話は、本当に美しい言語です。


請願は、笹栗議員が紹介議員となっていました。

議員のボーナス引き上げ削除の修正案について

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今日高橋議員が、
議員のボーナス引き上げを削除する修正案を提案しましたか、
残念ながら否決されました。

賛成は高橋、藤井、波多江、三嶋栄幸、柳、伊藤の6人。

反対、賛成、かなり白熱した議論が行われましたので、ぜひインターネットで傍聴してください。
市議会の驚くべき姿を赤裸々に見ることができます。


私は六つの議案の質疑及び討論を行って、少し疲れました。

お正月を前に生活に困っている人や税金の支払いに困っている人がたくさんいます。
それにもかかわらず、今回、市長や議員のボーナス引き上げの議案が出た一方で、
市民には国保税の大幅引き上げの議案がだされました。

人事院が職員給与の引き上げを勧告したからと言って、
お正月前でも非正規職員には一円の一時金も出さないのに、
市長、議員のボーナスをあげるとは!

市民が格差と貧困に苦しんでいるというのに、
ムダ遣いと批判の多い中央ルートには4500万円の工事費増額。
親しみやすい道を作るためとか!
ため息が出ます。

一般質問、がんばります。
私は12月11日午後1時から、柳議員は12日、午後2時からの予定です。

議会中に涙止まらず、胸の動悸で退場・・・弱者救済制度もないまま、国保税の大幅引き上げが決定

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きのう、議会の後半、猛烈に気分が悪くなった。
胸の動悸がはげしくなり、涙がこぼれ、呼吸が苦しくなった。

議会事務局の職員が、「救急車を呼びましょうか」と心配して言ってくれたが、
何とか3つの反対討論をし、採決を終えてから退場した。


この3年ほど、理不尽な場面で極度にストレスが高じると、
胸が苦しくなって呼吸困難な状況に陥ることがしばしばあった。
しかし、議会ではいつももちこたえてきた。たとえ、どんなにことがあっても。


そうだ。
昨日の本会議。
私とやなぎ議員は、30議案のうち、26議案に賛成し、3議案に反対した。

1、国保税の大幅な引き上げ
2、中央ルートへの4500万円の予算増額(親しみのもてる道路をつくるため」とか)
3、九州電力の古い営業所への図書館移転工事費の増額


弱者救済制度もないまま、国保税の大幅引き上げ決まったとき、
心臓がきゅーっと絞られ、引きちぎられた気がした。


最近、相談にのった若い夫婦。
夫の難病で国保税を滞納し、数年間で元金は40万円になっていた。(延滞金も38万円ほどついていた。)

病気になったり大けがをして、翌年所得が激減しても、糸島市には救済制度がない。
そのうえ、10%近いペナルティの延滞金がつく。

生活保護以下の世帯にも、10万、20万と言う多額の国保税が課税される現実。


そして何より、今度の引き上げでもっとも負担が増えるのは、
所得300万以下の低所得者世帯。(4人家族の場合)
なんと13~15%近く上がる。

その一方で、年収1051万円以上の世帯は、なんと1円も上がらない。


この理不尽で不平等な高所得者優遇の引き上げが決まった瞬間、
私は胸が押しつぶされ、吐き気が襲ってきた。
議会は、数の力で決まるから、こんなことで、いちいち肉体的に苦しんでいたら、議員なんてできないのに。


           *   *   *   *


5年前の合併以降、中央ルートや土地区画整理事業などの大型開発問題を議会で取り上げ、
税金の使い道をただせと追及してきたのは、私だけだった。
そのため、市といっしょに開発を推進する中心派の議員たちから、徹底的に攻撃された。

「共産党は出っていけ」「きさまはだまっとれ」ありとあらゆる暴言を浴びせられても、
ひるんで、スジを曲げることはしなかったが、
私はときどき病院に通うようになった。胸の動悸と不眠で。


「議員の暴言に耐えられない」との悲痛な言葉を残して、自ら命を絶った職員の無念を思えば、
私はまだ、議員を辞めるわけにはいかない。
私を必要とする市民がいる限り、いま、やめるわけにはいかない。


※ やなぎ議員の国保税の反対討論は、これまで聞いた中でいちばんよかった。議員1年目で、これだけ知性と良識をもった発言のできる人はいない。同じ党派だから言うのではなく、人間としての率直な感想。インターネットでごらんください。

 12月議会、2日目に市長や議員のボーナスをあげて、最終日に国保税を大幅に引き上げる。
 私たちは、どちらにも賛成できませんでした。

虐待の通報、年間2990件。大切な子どもたちの見守りと子育て支援

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親の飲酒やギャンブル依存、破産や家庭崩壊等で、
貧困や虐待で苦しむ子どもが増えている。


児童虐待防止法に基づく昨年度の市の虐待件数は、
101件。通報は2990件。
通報を受けると、48時間以内に安否を確認することが義務付けられている。


市では、嘱託員二人を含む四人の職員が、昼夜その対応にあたっている。
日常的に見守りをしている家庭も400軒を超えている。
職員の資格は、保健師、保育士が正職員。教師二人が嘱託職員。
子どもの人権を守るためのとても大切な仕事。


私にも母親としての自信を無くしたことが原因で、子どもを叩いた苦い思い出がある。
子どもの虐待は、どこの家庭にも起こり得る。

母親、養育者を孤立させない子育て支援について市の施策を聞いた。
子育て支援センターの活動や、乳幼児健診を軸に、
子どもたちの実態をつかみ、孤立化させない支援をしていくとの答弁であった。


       ×    ×    ×    ×


お正月を前に、
格差と貧困をなくすための施策として、
今回一般質問を行った。

若い世代の非正規雇用増大によるワーキングプア化、
貧困による子どもたちの状況、
市役所の中の賃金、労働格差について。



※殴るけるなどの暴力、
 わいせつな行為、暴言、恫喝、脅し、
 食事を与えられない、
 不潔にしたまま、病院に連れて行かないなどの虐待の相談件数は、

 2012年度で全国では6万件を超え、
 2011年度には、58人の子どもが犠牲になっている。

糸島の風28号ができました。

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12月議会の報告を載せた糸島の風28号ができたので、
今日は池田南の町内に配りました。

途中で家庭菜園の菜の花や小松菜を頂きました。

雨が降りそうで降らなかったので、結構あちこちでお話できて楽しかった。

表面は、やなぎ議員。裏面は私が書いています。



去年2月の選挙後、議会のヤジ暴言が激減して、
初めて恐怖感のない落ち着いた議員生活を送ることがてきました。

数少ない女性議員として、
いのち、環境、暮らし、税金の使い道、
子ども、高齢者、障害者、身近な生活に関わることを,
積極的に議会で取り上げて行きたいと思います。


今年もよろしくお願いします。

大変な不便・・・桂田踏切の廃止予定は、約2年後の3月末

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通行止めになっていた、あごらの西交差点から北へ、
今また通行できるようになって、
市民は「やっと通れるようになった」「便利!」と大変喜んでいます。


しかし新駅の建設で、
AZホテル前の「桂田踏切」は、
2017年の3月末で廃止になる予定です。
    (議会の私への答弁より)





1日に2~3千台の自動車や自転車が通行する
こんな大きな踏切が廃止されたら、
雷山、篠原、だけでなく荷物の宅配業者、郵便や新聞配達、運搬車、農家、等々、
地場産業や交通体系に悪影響を与え、
多くの市民が不便になります。


潤南であった住民説明会で、
市は、
32年前、地域の地権者が農地を宅地にするために前原東土地区画整理事業を思いつき、
駅の建設もその時からのことだと説明したそうです。


4年前の12月議会で、
当時、建設産業委員長をしていた浦伊三次議員の質問にこたえて、
前市長が「前原東土地区画整理事業と新駅建設を推進する」と
宣言したのを思い出します。


来年度から、
さらにばく大な税金が
土地区画整理事業に投入されます。

福吉駅の無人化後の対策について

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昨年7月からJR一貴山駅と福吉駅は無人化され、
職員がいなくなりました。

私は6月議会で、
「福吉駅は階段が多く、車いす利用者などは、
 駅員が地上のスロープ(通路)を開けてホームに乗り降りできるようにしてきた。
 無人駅になったらどうするのか」
とたずねました。

すると市は、
「JR深江駅から職員を派遣して車イスの対応をする」
と答弁しました。

しかし無人化後、現実はそうならず、
住民から「ベビーカーの母子がホームで困っていた」とか、
「スロープが閉鎖されている」と相談がありました。



そこで12月議会で、
「議員は市民の代表だ。議会答弁と違うのは、議会の信用に関わる」とただしました。

市は、「その点については申し訳なかった」と述べ、
「唐津駅に連絡すれば、
 そこから職員を福吉駅に出向かせる」と答えました。



「職員がいなくなってから、駅が暗くさびしく感じる」
「防犯上、心配」など、安全安心な町づくりへの願いは切実です。

「市役所は、前原中心の開発に税金を使いすぎているのではないか。
二丈や志摩住民のことをもっと考えてほしい」との声もあります。

二丈の人口は減ってきており、駅の無人化や二丈支所の廃止で、
合併後の二丈がさびれるようなことがあってはなりません。


(「二丈の風」から)

2015年。議員17年目にあたって

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1998年の11月に41歳で初当選したので、
2015年は、議員になって17回目の新年を迎えたことになる。


当時はもちろん、今よりずっと若かったから、
子どもたちの通う小学校や中学校で、役員もしながら、
自転車で東に西に走り回り、

中学校給食の実現をめざす運動や、学校の老朽施設の改善、
通学路の安全や環境問題、さまざまな暮らしにかかわる相談活動など、
それはそれは忙しかった。

障がい児を二人育てていたお母さんが過労で倒れ亡くなって、
障がい児の預かり制度を議会で提案した時は、
大勢の市民が議会に詰めかけ、涙ながらに傍聴してくださった。

小学校の老朽化していた国旗掲揚台の鉄のポールが倒れ、
子どもの頭を直撃して亡くなったときのことは、今も忘れられない。
学童保育所の子どもが、保育中に学校前の川でおぼれて亡くなったのも衝撃だった。

安全と思っていた学校で、わが子を亡くした親の悲しみははかりしれない。
子どもの命にかかわる「学校施設の改善」をつねに議会で求めていった。


原発、暮らし、子育て、貧困、仕事、環境、老後、
街を歩けば、次から次に市民の切実な願いに出会う。

利権がらみとしか思えないムダな事業に、湯水のように税金が使われて、
なぜもっと身近な市民生活にかかわるところに、税金がいかないのか?
税金の使い道を変えれば、もっといいことがたくさんできるのに。

議会で、活発に発言すればするほど、
怒鳴られ、のけ者にされ、心の休まる時がなかった。
「女が何か」「共産党がなんか」
地方の旧態依然とした、暴言のまかり通る「品性のかけらもない議会」。


初めて出席した議員全員協議会で、意見を言って「貴様黙れ」と議長に怒鳴られた日、
市民文教委員会の年配議員から、「ここでは声の大きなものが勝つとよ」と言われ、愕然とした。
議会は、市民を代表して議論するところなのに。


       ×     ×    ×



1年前の選挙で、良識ある議員が複数当選しただけで、議会の雰囲気はずいぶん良くなった。
面と向かって、私に暴言を吐く議員がいなくなった。

女性や、障がい者や、若い人たち,さまざまな階層の人々が、もっともっと議員になって、
普通の感覚で活発な議論ができる議会になってほしい。
それが財政難と閉塞感に苦しむ地方を救う大きな力になるだろう。

女性議員アンケートの結果出る~女性地方議員の過半数が、性差別を感じた経験あり

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今朝の西日本新聞としんぶん赤旗に載った記事。

新日本婦人の会が行った女性議員アンケート。
「女性地方議員の過半数が、性差別を感じた経験あり」と。

「女のくせに」「体を触られた」「威嚇や恫喝」・・・
全国3826人の女性議員中、私も含め、964人が回答したという。


初当選したとき、私も「尻がでかい」とゲラゲラ笑われ、あまりの下品さに卒倒しそうだった。

議場で質問の最中、共産党は出て行けとか、伊藤をつまみ出せとか怒鳴られたことも。
恫喝まがいのヤジ、会派(党派)差別もひどかった。

質問の最中、議会を中断されて議長室に連れて行かれ、取り囲まれて説得を受けたこともある。

旧態依然とした議会で16年間、おかしいことはおかしいと主張し続けることは大変だった。
懲罰2回、辞職勧告1回。

昨年2月の選挙で、良識ある議員が増えたこと、東京都議会の女性議員へのヤジ事件などあって、私への口汚いヤジはなくなった。
長い16年だった。


今年は、終戦から70年、女性差別撤廃条約を批准してから30周年。
女性議員が増えれば、議会はもっと明るく、身近で活発になる。

明日から2月。3月議会ももうすぐ。
戦争と貧困をなくしたい。弱者の視点をつらぬいて。
それが私の原点。

格差と貧困を広げてよいのか?~ボーナスと国保税と・・・わかれる明暗

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私は、12月議会で、
「国保税引き上げを提案しながら、市長や議員のボーナスを上げるべきではない」
と反対討論したが、

自民系、公明、民主、維新の賛成多数で可決した。

ボーナス引き上げ反対は、いとう、やなぎ、高橋、藤井、波多江、三嶋栄幸の6議員。
国保税の引き上げ反対は、いとう、やなぎ、藤井の3議員。

今回の国保税引き上げで、所得500万円以下は、のきなみ13%以上もあがる。
農家、自営業者、高齢者、非正規雇用の若者などへの影響が心配だ。

年収が1051万円以上の高額所得世帯は、制度上1円も上がらない。
国の高額所得者優遇税制によるもの。


大きな問題は、
弱者救済制度なく、生活保護以下にも重い税がかかること。

市には、難病やけがで収入が激減しても「減免制度」がない。
そのうえ、生活保護基準以下の世帯にも「国保税」が課税され、滞納すれば約1割の延滞金が課せられる。


☆国保税、いくら上がる?(4人家族、子2人。親40代)
〇所得200万円の世帯は、4万2500円の負担増。
31万2500円から、35万5000円に。
〇所得500万円の世帯は、8万8100円の負担増。
68万1100円から、76万9800円に。

☆冬のボーナスについて
市長、副市長、教育長  3人で48万円の増額
議員 (22人)   22人で190万円の増額
嘱託職員(170人)  冬夏の一時金 なし 

考古学は地域を元気にする~伊都国フォーラムに参加して

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市の文化課が取り組んでいる平原遺跡の発掘が半世紀を超え、
昨日は一日、「伊都国女王と卑弥呼」と題して、
講演会とパネルディスカッションがあった。

伊都文化会館がほぼ満員。
内容も素晴らしかった。
歴史を学ぶ知的好奇心に、会場は満ち溢れていた。


たしか、
「考古学は、地域を元気にする」
と森浩一先生がおっしゃった。
まさにその通り。

世界一の大鏡や日本の夜明けの歴史が、
もっと市民に身近な存在となり、
多くの考古学ファンを引き付け、
まち興しにつながればと思う。

いのちをテーマに・・・3月11日の一般質問

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3月11日、東日本大震災の4年目のその日、
市議会で一般質問をします。
予定は2時から。


昨年の12月議会では、
格差と貧困をテーマに、非正規雇用や子供の貧困を取り上げましたが、

今回は、命、いのちをテーマに質問します。


取り上げるのは、
1、障がい者の高齢化について
2、ペットの殺処分について
3、原発再稼働の危険性についてです。

高齢者施設や障がい者施設、保健所、
様々なところへ行き、関係者の話を聞いてきました。

議員として、市民の声、特に弱者の声を取り上げ、
殺ばくとした今の世の中で、
命を守る大切さを訴えたい。

原発事故が、
国の存亡にかかわるということも。


※   ※   ※   ※   ※


やなぎ議員は、13日の10時。
高齢者の介護と子ども医療費の無料化を中心に取り上げます。

波多江駅南口にエレベーター、小中学校にエアコンが実現へ。

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(一般質問の原稿を書かねばならないのに、
 ついブログに向かった。)


4日の本会議で、
補正予算が可決し、小学校、中学校のエアコン設置が実現する。

以前、議会で質問した時、無理と言っていたのに、
国の交付金を使って、今回予算化した。

4日の質疑で、397教室につけると、市は答弁した。
地場産業の振興になるような発注を要望しておいた。

   前原市の時(合併前)だったが、小中学校にテレビを備えたときは、
   5千万円で
   ビッグカメラに一括発注し、
   税金を払う地元に
   お金は落ちなかった。

すべての事業が、
地域の産業に役立つように効果を考えて発注すべきと思う。



階段が多くて大変な波多江駅南口に、
エレベーターが実現する。
これも議会で
何度も要望してきたが、
地域の方たちが喜ばれるだろう。

3月議会が閉会しました

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昨日、やっと糸島市の三月議会が閉会しました。

新駅建設や庁舎の建て替え、
区画整理事業、
中央ルートと大きな事業が目白押しなので、
調査と発言にエネルギー使いました。

税金の使い道のチェック機能を
果たすと言うことは、
容易なことではありません。



議会の最中も、やなぎ議員と私の元に
生活相談が。
貧困と格差、こんなにもと
胸を締め付けられます。


ちなみに、糸島市の財政は、
県下26市の中でワースト2位。
来年度、学校の老朽校舎の修繕費は、
現場からの要望のわずか15%です。

平成27年度一般会計予算について の 反対討論

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総額332億7992万円の予算に賛成できない最大の理由は、
財政上の理由です。
市の実質公債費比率は14.8%で、福岡県下の一般市26市の中で、
ワースト2位というきわめて厳しい状況です。



予算概要のなかにも、「余裕がない硬直化した財政構造になっている」「市税収入の好転は見込めない」と分析し、予算委員会でも「5年スパンの中長期」で財政をみると、「公債費は増加する」と答弁しました。 

いま、市が取り組むべきは、
財政破たんに陥らないように、不要不急の公共事業を見直し、「市民福祉の向上」を謳う地方自治の本旨に立ち返って、税金の使い道を市民目線で見直すことです。



しかし、税金や延滞金の支払いに苦しむ市民が増えているのに、
市長など特別職と議員のボーナスを引き上げる予算になっており、
市民の理解は得られないでしょう。

しかも投資的経費の増大で、
27年度末には市債残高が約8億9335万円も増え、
303億7146万円になってしまいます。

それは、後で述べる上下水道事業の起債総額もあわせれば、
年度末の借金総額はおよそ519億円にもなってしまい、
市民一人あたり赤ちゃんから高齢者まで
およそ50万円以上の借金を背負わされることになります。


ごみ処理をはじめとした随意契約による膨大な委託料と、
中央ルートや新駅整備事業費、
前原東土地区画整理事業などの大型事業が、
市の財政を圧迫しています。

それに加え、市は
平成36年度までに市庁舎の建て替えを宣言しました。
ひっ迫した財政難のとき、市庁舎を建て替えようとすれば、
財政はさらに厳しくなり、
市民負担がいっそう増える恐れがあります。



市内の小中学校は、お金がないと、修繕予算を減らされ、
老朽化が激しく、学校現場からの修理の要望がたくさん出されているのに、
来年度は、そのわずか15%しか対応できない予算となっています。

またばく大な税金をかけて潤に中央ルートをつくっていますが、
潤、浦志の通学路は、きわめて狭く危険な状況です。

庁舎建て替えよりも、
未来を担うこどもたちのための政策こそ、
最優先すべきです。


この予算の概要には、「若者が希望に燃え、豊かさを実感できる予算」をくんだと書かれています。
しかし格差と貧困がひろがる中、6人に一人が貧困状況にあるなかで、
税金の減免制度などの低所得者への福祉政策は不十分です。


市は、来年度も部落解放同盟に、例年通り、
944万3千円という大きな補助金を計上しています。
昨年度、部落差別は一件もなく、今年度は1件だったと言いながらです。

社会には、性のマイノリティや女性差別、
障がい者差別、思想差別、貧困による差別、学歴差別と
数多くの人権上許されない差別が存在しています。
国は、同和対策事業を平成13年度末には終結しており、糸島市も同和事業は集結し、弱者、貧困対策こそ力をいれるべきです。

27年度予算は、ばく大な税金を投入する新庁舎建設へ道に開き、
総事業費10億6千万円の新駅整備や
総額16億円の前原東土地区画整理事業などの
大型事業をすすめる予算であり、
絶対に賛成できません。

よって反対します。

姫島に、核シェルター完成

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玄海原発から約20キロ地点にある姫島の
ふだん福祉施設として使っている「はまゆう」が、
放射線防護対策事業で万一の原発事故にそなえ
核シェルターになった。



事業費はなんと1億6332万円。
国は着々と玄海原発の再稼働を進めている。

今日の建設産業委員会での市の説明によると、
原発事故が起きた時、海がシケていたら避難できない。
そのため、30キロ圏内の離島は、国の税金でシェルターを作ることになった。
姫島の住民約180人全員が入ることができる。

  2、3日でシケがおさまったら船で避難していただくと言うので、
  その時まだ外の放射能がひどかったらどうするのか?
  船は放射線を防げる防護船か?ときくと、
  船は普通の船だから、そのときは防護服を着てもらうという。

  また身体に放射性物質をつけたままシェルターに入れないので、
  逃げ込む前に除染が必要だ。

  除染テントではどんな除染を行うのか?ときくと、
  シャワーで洗い流し、拭き取るだけという。

  赤ちゃんから寝たきりのお年寄りまで、そんなことをしなければならないというのか?
  住民の被ばくを前提にした再稼働というほかない。

  シェルターに逃げこむほどの放射能が海を汚染したら、
  地場産業の漁業はどうなるのか?


委員会ではあまり議論にならなかったが、
ばく大な税金を使い核シェルターを作ってまで
発再稼働したがるなんてどうかしている。

来月現地に見に行く予定。

姫島に、核シェルター完成その2・・・津波の時は使えないシェルターだった

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原発から20キロ地点の姫島に、
国の放射線防護対策事業で核シェルターが完成したと前回書いた。
事業費は、設計費を入れると、1億7200万円になる。

これだけの投資をしても、津波のときは使えない施設であることがわかった。
危機管理課は総務委員会の所管。

総務委員会委員のやなぎ議員が私に言った。
「ここは、すぐ前は海で、津波が来たら使い物にならない。
税金の無駄遣いですよ」と。

福祉や教育、再生可能エネルギーにはお金を出ししぶる国が、
原発再稼働のためには、実に気前がいいけれど、
こんな政策、お金の使い道でいいのかしら?


このシェルターの電源は、48時間しか持たないそうだから、
ここにいられうのは、最長でも2日間。
その二日のために作った施設。

しかも、このときまだ外部が放射能に汚染されていたら、
シェルターを出られない。
だから住民は、赤ちゃんから高齢者まで防護服を着て、船で逃げることになる。

何らかの事情で、二日以上シケガ続いたらどうなるの?
船は動きませんよ?
あらゆる想定を超えた事態が、自然界には起きる。


放射能がどんなに怖いかは、チェルノブイリや福島の事故が教えてくれている。

福島第一原発の吉田元所長は、原発事故が起きたとき、
「東日本壊滅か…」と震え慄いたそうだが、
放射能とは、まさにそのような恐るべき力をもった怪物なのだから。

福岡県知事選挙~電力会社よりの候補が当選したけれど…

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議会は、どうしてこんなにも民意とかけ離れているのか?

核シェルターまで作られて、
再稼働の準備がどんどん進んでいるのに、
ほとんど原発についての議論が
「地元議会でない」のだから。


福岡県知事には、電力会社よりの方が
再選された。
沖縄のように、
真に県民の命を守る立場に立って、
国にも毅然とモノを言う
知事の誕生を願う。

原発なくす公約掲げて奮闘された後藤とみかずさん、
お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。


原発再稼働を認めなかった高浜の判決をきくと、
その奮闘がけっして無駄ではなかったと、心から思います。

職員過労自殺事件の裁判を傍聴して~真実をあぶりだした証人尋問

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昨日、4月30日、
福岡地裁にて「公務災害国家賠償請求事件」の裁判を傍聴し、
深く感銘を受けた。

3時間を超える尋問は、まさに法廷ドラマのごとき緊迫感があった。



    ※    ※    ※    ※


遺族の妻、元職員2人、計3人の証人尋問によって、
合併後、1人の管理職が過労自殺に至るまでの経過が、
目に見えるようであった。


市が業者から訴えられた難解な裁判や
住民負担増の条例制定を担当させられた担当課長が、
愛する家族を残して自死するまでの孤独で壮絶な仕事ぶりと、
上司、議員のパワハラに苦しんでいた様子が、
胸に切々と迫って涙を禁じ得なかった。



6年前の合併当時、
職員の心の病の発症率は県下ワースト二位で、
次々と職員が突然死したのもこの頃。

私自身は15年の長きにわたって、
「きさま」とか「おまえ」という言葉が飛び交う議会の
異常なパワハラに苦しみ続けてきたから、
裁判所という司法の場で、
市役所、議会の負の部分が、
ごく一部でもあぶりだされたことを、
心から歓迎する。



市役所、議会は、
民主主義と人権の
守り手でなければならない。


原告勝訴の判決が下されることを心から願うと同時に、
裁判の記録ができたら、
全国の方にぜひ読んでいただきたいと
切に思う。
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