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Channel: 糸島市議会議員 いとうちよ子ブログ~ちよ便り
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70年前、人口4万5000人の糸島市で戦死した若者2299人とは・・・

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6月議会12日の一般質問で、「子どもたちに伝えたい平和の尊さについて」質問した。

そのなかで、当時人口4万5千人だった糸島市(旧糸島郡)で、
なんと2299人の若者が、戦争で犠牲になったことがわかった。

かけがえのない夫、父親、息子を失った人々の悲しみ、つらさは、言葉に尽くせなかったろうし、
それだけの青年が命を落としたとなれば、社会的衝撃も相当なものだったと思う。



戦後70年で振り返る市の戦争被害についての質問を記しておく。
※答弁は、『糸島の風』で書きます※

1、  今年は戦後70年。戦争の惨禍を子どもたちに伝え、平和の尊さを語り継ぐことは非常に大切です。第二次世界大戦では、世界で6000万人以上、日本ではおよそ310万人が亡くなったと言われています。糸島市でもたくさんの若者が犠牲になったと思います。市の戦死者は何人でしたか。

2、 福岡県全体では、何人でしたか。

3、 愛する夫やお父さん、かわいい息子を亡くした遺族の悲しみ、苦労は、計り知れません。傷を負って帰国した傷痍軍人の方は何人でしたか。

4、 寝たきりの親がいるとか、妻が病気とか、家庭の事情があっても徴兵は拒否できず、戦争に行けない障害者は、「非国民」と差別されました。戦争をするかどうかを決めるのは、国の権限です。しかし戦争が始まれば、実際に召集令状を配るのは地方自治体の仕事でした。徴兵された人は、何歳から何歳まで何人だったか、わかっていますか。

5、 戦没者は主に、どこで亡くなったのですか。

6、 餓死やマラリアなどで命を落とした人も多かったと聞きます。片道だけの燃料で、爆弾を抱えてアメリカの軍艦に突撃する特攻隊、人間魚雷。このような悲劇的な戦死をなさったかたは、どれくらいいらっしゃったのですか。

7、 戦没者の遺族の状況をうかがいます。

8、 戦争末期には、米軍のB29による本土空襲が激烈になります。雷山空襲の被害についてうかがいます。

9、 きのうも福岡空襲で逃げ惑ったという市民の方にお会いしました。またある方は、長崎原爆で家族が全滅し、子どもだった自分一人が生き残って福岡へきましたとおっしゃっていました。市における被爆者の実数がわかりますか。

10、 70年たっても、世界に核兵器が何万発もある中で、被爆者は、核兵器の廃絶と戦争のない世界を願っておられます。戦争に反対して治安維持法で検挙され、投獄された方々も、戦争の犠牲者だと考えます。逮捕者は数十万人、送検された人75,681人、小林多喜二のように取り調べ中に虐殺された人もいます。福岡県でも数百人が検挙されたと言われます。市の犠牲者についてわかっていますか。

戦争を語り継ぐことの大切さと憲法9条について

1、 ここに雷山空襲の悲劇を伝える紙芝居があります。これは各学校の平和学習でも活用されていますか。また学校での平和教育はいまどのように行われていますか。

2、 福岡大空襲では1100人以上、東京大空襲ではおよそ10万人が焼死し、広島・長崎の原子爆弾では20万人がその年に亡くなりました。空から爆弾が降る無差別爆撃は、一般市民を多数犠牲にし、残酷であまりに非人道的です。これらは国際法に違反しないのですか。

3、 70年間、戦争放棄の憲法9条のもとで、日本の自衛隊は、海外で戦闘行為を行うことはありませんでした。今の憲法の下で、市が行っている事務は、自衛隊の募集だけですか。

4、 アフガンで井戸を掘り、かんがい事業に取り組むペシャワール会の中村哲医師は、「憲法9条があるから、安心して紛争地域で活動できる」と語っています。


子どもや孫の世代に、豊かな自然と平和な社会を残すための自治体の役割について

1、 最近も雷山空襲の被ばくの後をたどる冊子が刊行されたと糸島新聞にありました。駅前で、核兵器廃絶の署名活動をしている市民グループや、平和劇を続けている市民もいます。非核平和都市宣言をしている北九州市は、今年、長崎へ親子150組を派遣する被爆地ツアーを計画しているそうです。糸島市は、どのような事業を行っていますか。

2、 飢えや栄養失調で亡くなった子どもたちは、戦争の犠牲者には含まれません。先日、伊都美術館で開催された100人の母たちという写真展で、輝く笑顔で子どもを抱くお母さんの自信と幸福に満ち溢れた写真を拝見しました。青い空、広がる麦畑。平和と自然の中にこそ、人の平凡な幸せがあることを改めて痛感しました。最後に、月形市長の平和への思いをお聞かせください。

3、 戦争被害では、日本の海外派兵によるアジア諸国への加害責任も忘れてはなりません。政府の行為で再び戦火が起きることのないよう、平和の尊さを伝えていく決意を述べて、次にうつります。

はしご自動車の分解点検(オーバーホール)は、来年度やりますと市が答弁~決算委員会の質疑より

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26年度決算について審議する決算特別委員会が
9月議会中に開かれ、
私は、市政のあらゆる分野について質疑をおこないました。

そのなかで、
数千万円という多額の費用がかかる
はしご車の分解点検(オーバーホール)について、
消防署にたずねたところ、
「すでに1回は実施し、来年度また実施する予定である」と答弁しました。


消防関係の車両は、機能が複雑で、高度な安全性が求められます。
とくにはしご車は、地上20メートル、30メートルの高所で人命救助をおこなうため、
法律で、購入して7年後のオーバーホールが義務付けられているのです。



他市で、3千万円から4千万円かかるといわれるはしご車のオーバーホールを、
財政難でできずに、はしご車を使えない状況になっているとの報道があっていました。

市民からは、
「市のはしご車は買って10年以上になるが、オーバーホールをちゃんとしているのか?」
との問い合わせがあっていたので、確認したのです。


「1回はやり、来年度やる」とのことなので、
地方交付税措置もあるので
確実にするよう念を押しました。
命に関わることは
きちんと措置することが大事です。


ちなみに、これまでマンション火災はなく、
昨年度、「地上30メートルの鉄塔で動けなくなった作業員を救出するのに1回出動した」
とのこと。
しかし糸島市は、福岡市に近いため、前原を中心にマンションが多く、
アパート、マンションなどの集合住宅は1000棟を超えます。
備えが大事です。

また、小さい子どもたちは、消防自動車が大好き。
消防署に見学に来たとき、これらの車に乗せてあげるなどして、
市民の安全を守る事の大切さを学ぶ機会にしてほしいですね。

出火件数は、昨年度40件。
そのうち、建物火災は23件。
火災原因は、
たき火7件、配線関係6件、たばこ5件などとなっています。

人間としての良心と議会人としての良識に従い、命とくらし最優先の市政をめざします

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わたくし伊藤千代子は、政党を離党し、この12月議会から無所属となりました。
その理由については、まだつまびらかに語ることができません。

しかし、たとえ離党しても、日本共産党がどの政党よりもクリーンで、国民の立場に立った政党であるとの信念は変わりません。
柳明夫市議のような誠実な人柄の方と、1年半、ともに議員団活動ができたのは幸せでした。
今後も市民のための政策で一致する多くの点で、協力していけると信じています。


12月10日の一般質問で表明したように、女性の目線で命とくらしを最優先に、今後も議会活動を行ってまいります。
私は、この17年間、人間としての良心と議会人としての良識にたった議会質問を心がけ、わかりやすい議会ニュースを書くということを大切にしてきました。

生活に根ざした女性の感覚や市民目線から見ると、おかしいのではないかと思うことがたくさんあり、ばく大な税金を使う市の事業について、調査をし、市民の声を聞き、議会のチェック機能を果たすべく取り上げつづけました。
そのため、随分と困難な議会活動を強いられました。


日本の多くの議会が、男性中心で閉鎖的で封建的ななか、15年間、ヤジ、暴言に苦しめられました。
しかし、昨年2月に改選してからは、だれからも怒鳴られることなく、こころ穏やかに議会活動ができるようになりました。
本当にうれしいことです。
議員ひとり一人が、議会改革へ向けて、一歩一歩、歩もうとする気運も感じられます。
それは、これまでなかったことで、とても良いことだと思います。


格差と貧困や世の荒波の中で、さまざまに苦労している方が、糸島にもたくさんいらっしゃいます。
市民の声、弱者の声を議会に届け、優先すべきは何なのかを訴えてまいりたいと思います。

これまでの温かい激励やアドバイスにこころから感謝いたしますとともに、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


なお、インターネットで、12月議会の一般質問をぜひごらんください。
今回は、子どもの貧困と、原発の再稼働の危険性をとりあげました。
心を込めて、熱意をもって、質問しております。

最愛の娘を亡くして…2016年1月

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12月議会中に娘を病気で亡くし、16日の本会議を欠席しましたことを、市民のみなさまにお詫びいたします。

12月10日の一般質問を終えた夜、
「無事に終わってよかったね、お母さん」と言ってくれた二日後のことでした。


「お母さん、会社の窓から夕焼けが見えたわ」
「お母さん、今夜のごはん、何にする?」
お母さんお母さん…何千回、何万回聞いたでしょう。
平凡な日々がどんなに幸せだったか、思い知らされます。

思えば、私が前原市議会に初当選したとき、娘はまだ9歳でした。
中学校給食の実現や就学援助の充実、老旧校舎の改善、通学路の安全、障害児の預り制度…と、子どもに関わる一般質問をたくさんしてきました。

私が仕事のストレスで悩んでいたとき、「お母さん、楽しいことを考えようよ」と言ってお花の寄せ植えをいっぱい作り、「来年が楽しみね」と、にっこり笑った娘。

「お母さんは、ずいぶんあなたに助けられてきたのね。本当にありがとう…」
涙があふれます。

まもなく東日本大震災から5年。
突然家族を失った数十万もの被災者の方たち…
多くの人が、愛する人を失った苦しみに耐えながら、涙をこらえ、思い出を胸に生きています。
寂しさに打ちのめされそうになりながらも、前を向いて生きることが供養になると信じて。

今朝もまた、娘と植えた山茶花(サザンカ)の花が咲き、私はそっと手を合わせました。
人のぬくもりと温かさに感謝しながら…。


2016年が、幸多き年となりますよう、心から願ってやみません。  

生き生き生きる~井上ひさしさんのメッセージ

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娘の写真を整理していたら、
劇作家の井上ひさしさんが、
生前、釜石小学校の校歌を作詞したコピーが出てきた。

いつだったか、朝の食卓で話題にした。
東日本大震災の後。

それは、このような歌。


  生き生き生きる  生き生き生きる。
  ひとりで立って  まっすぐ生きる。
  困ったときは   目をあげて
  星を目当てに   まっすぐ生きる
  息あるうちは   生き生き生きる

  はっきり話す   はっきり話す
  びくびくせずに  はっきり話す
  困ったときは   慌てずに
  人間について   よく考える
  考えたなら    はっきり話す
  
  しっかりつかむ  しっかりつかむ
  誠の知恵を    しっかりつかむ
  困ったときは   手を出して
  友だちの手を   しっかりつかむ
  手と手をつないで しっかり生きる

  生き生き生きる  生き生き生きる

議会報告「ちよ便り」発行について

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選挙公約で、「わかりやすく議会報告をします」と市民のみなさんにお約束し、
17年間、書き続けてきました。

このたび、政党は離党しましたが、選挙公約は守りたいと考え、
「議会報告 ちよ便り」を議会ごとに発行することといたしました。

ひとりでのチラシ配布には限界があるので、どれくらいできるかわかりませんが、
可能な限り続けていく決意です。

今後とも、よろしくお願いいたします。


※なお、12月13日に電話が壊れ、修復できず、ほとんど連絡先が分からない状態になっております。私の仕事上の携帯電話は、
  080-8553-6591
です。
  

今日と言う日

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最近、とあるところで二人の方から、「ブログ見てますよ」と笑顔で話しかけられた。

私のつたない文章を、インターネットを通じて読んでくださる方がいるのだと、少し恥ずかしく、また嬉しくもなった。

フェイスブックは閉じたが、10年近く書いているこのブログは、やはりやめずに書き続けよう。


合併して糸島市になってからの4年間は大型事業が目白押しで、その必要性をめぐって議会で論戦せねばならず、ほんとうに大変だった。

総事業費120億円と実施計画に載った中央ルート、16億円の税負担となる浦志の土地区画整理事業、それにともなう新駅整備事業には今年度10億円…
それに加えて市役所の建て替え…。

これらについて、財政および必要性から、反対、あるいは慎重論の立場で意見を言うのは私だけだったから、正直疲労困憊した。

(2年前の選挙後から、市庁舎、運動公園計画については、財政上の問題点を指摘する活発な議論が複数の議員から出ている)


とまれ、夜昼、さまざまな会議が入り、娘に「お母さんはいつも忙しいね」と言われ、思春期の彼女の話をゆっくり聞いてあげるゆとりがなかった。

娘の死後、私は後悔ばかりした。
母親として自分はダメな人間だと、わが身を責め、落ち込んだ。

そんな時、娘の保育園から短大までの友達や職場の同僚の方たちがつぎつぎ訪ねてきて、
たくさんの心温まる思い出話とともに、写真やビデオをプレゼントしてくれた。

その中には、家庭とはまた違った、笑顔あふれる彼女の生き生きとした生活があった。
短かかったが、充実した娘の人生を知ることができ、私は救われた。


娘よ。
あなたの友達は、みんな、母さんや父さんをいたわり、励ましてくれます。
手を握り合い、抱き合って、泣いてくれたりもします。
なんとありがたいことでしょう。

あなたは、みんなのなかに生きています。
だから母さんは、今日と言う日を、大切に生きていきます。
あなたの分まで。
どうか、風になり、光になって見守っていてね。

恐るべき放射性物質~わずかな量で、東日本を汚染

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「安全な水と食料」のある「普通の生活」が、どんなに幸せなことか、私たちは5年前の福島の原発事故で学びました。
しかし川内原発に続き、市から20キロ先にある玄海原発も再稼働されようとしています。


いとう~福島の原発事故で、日本を汚染した「放射性物質」の量(重さ)は?

市~放射性ヨウ素が35グラム、放射性セシウムが310グラムである。

いとう~わずか350グラムの「放射性物質」がもれただけで、
東日本の広大な地域を汚染し、何兆円もの被害を出し、
5年たった今も、およそ十万人が、避難生活を強いられている。


いとう~玄海原発に溜まっている使用済核燃料は?

市~866トン。再稼働すれば、毎年48トン増える。

※使用済み核燃料の放射線量は2万シーベルトです。人は即死します。

糸島市の平常時の放射線量は?…0.042マイクロシーベルト(12月9日計測)

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11月28日、福岡県と糸島市がおこなった大規模な原発事故避難訓練について、
12月議会で、一般質問しました。

実際の質問はこまかく、丁寧におこないましたが、
ニュース「ちよ便り」に書く制約上、相当、短くまとめています。


まず、糸島市の平常時の放射線量について質問したところ、
0.042マイクロシーベルト(12月9日計測。浦志の県の合同庁舎において)という答えが返ってきました。
まず、この値を覚えておきましょう。

原発事故での避難は、毎時20マイクロシーベルトを超えたときです。
つまり、平常の値の約500倍の放射線量になってから、ようやく避難ということになります。
これでは、相当被ばくしてからの命がけの避難になってしまいます。

しかも、原発事故が起きたら、
玄海町や唐津の住民が先に逃げて、糸島市民はその後となっています。

命に関わるのに、家の中で「お先にどうぞ」とじっとしていなければならないのです。
あまりに非合理的で、非現実的です。

安定ヨウ素剤について

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原発事故における安定ヨウ素剤の服用について聞きました。


いとう~水素爆発がおきたとき、「安定ヨウ素剤」を飲めなかった福島の子どもたちは、甲状腺がんのリスクにさらされている。
10万市民に、「いっせいにヨウ素剤を飲め」と、だれが指令を出すのか。

市~国が決定し、市長が指示する。

いとう~ヨウ素剤はタイムリーに飲まないと効果がない。
副作用もある。赤ちゃん、妊婦はどうするのか?

市~いま調査中である。

心温まるつどい~糸島聴覚障害者協会と糸島手話の会の』創立40年記念大会

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きょう、午後1時半から、前原公民館で、
「共に歩んだ40年、共に育む未来」と題して、
糸島聴覚障害者協会と糸島手話の会創立40年記念大会が行われた。


もりだくさんの笑い声があふれる楽しいつどいで、
多くの参加者が満ち足りた気持ちになられたのではなかったろうか。

元気いっぱいのよさこいチーム流(ながれ)のパーフォーマンスのあと、
木彫り師でろうあ者の平川信吾さんによる手話落語、
プロ顔負けのうまさで、爆笑。

聴覚障害者で、さまざまな差別にあいながらも、
木彫り師としてひとすじの道を歩んでこられた人生と、
作品のち密さ、素晴らしさに、会場から感嘆の声。

そして最後のろうあ者のトークショーは、圧巻だった。
一つ一つのエピソードが、実に面白い。

1000人の観客で伊都文化会館を満員にして成功させた15回大会には感心させられ、
台風の中、出かけて行った黒川温泉でのお話には、大笑い。

愛すべき、貴重な活動がつまった40年。


手話言語法が社会の中に根付き、
コミュニケーションによる障害が大きく改善される日の来ることを、
願わずにいられない。

子どもの被ばくも想定内~原発事故避難訓練で

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原発事故の避難訓練で、
糸島市から福岡市などへ避難してきた子どもが、
どの程度、放射性物質によって被ばくしたか調べる、
スクリーニングをしている様子が、
翌日の新聞に載っていました。


いとう~避難訓練では、子どもの被ばくも検査した。
   服や帽子についた放射性物質は、脱ぎ捨てればいいが、
   体内に入ったら洗い流せない。どうするのか。
市~医療機関に搬送する。


原発を建設する時には、
「ぜったいに事故は起きない」と言っていたのに、
福島で事故が起きた今、
再稼働を前にして、
子どもの被ばくも想定内です。

未来をになう
かけがえのない子どもたちが被ばくする危険性があるなら、
原発の建設に賛成しなかったでしょう。

原発事故~毎時20マイクロシーベルトでは「命がけの避難」に…

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重大な原発事故が起きたら、
玄海町や唐津の住民が先に逃げて、糸島市民はその後です。

しかも避難の基準は、毎時20マイクロシーベルトを超えたとき。

いとう~「帰還困難区域」が毎時約6マイクロシーベルト以上だ。
   毎時20マイクロシーベルトとは、防護服が必要な「高濃度汚染」からの
   避難になる。その覚悟で避難訓練に参加したか。

市~具体的な避難訓練をすることで、課題を収集し、今後の訓練に反映させる。

いとう~1日、2日の避難ではない。
   一生戻れない「命がけの避難」が必要なレベルの汚染だ。
   家や田んぼ、畑、工場やお店、すべて失う覚悟のいる訓練だと、市民に伝えるべきだ。

いとう~九州大学副学長、吉岡斎氏は、「住民が被ばくしてからの避難だ」と
   批判している。市長は、吉岡先生に会って、専門家の話を聞いてほしい。

市~国の基準、決定に従って対応する

風向き関係ない避難計画

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11月28日の避難訓練の日、
西風だったのに、風下にあたる(福岡市)へ避難しました。

放射能からの避難は、
「風向きが最も大切」とは専門家の共通意見です。
風下に逃げるのは、わざわざ放射能の汚染がひどいところへ逃げるようなものだからです。

まさに、福島の原発事故がその例。
汚染がひどかった飯館村に、
原発周辺の住民は逃げていたのだから。



いとう~(風下に避難訓練を行ったことについて)本番ならみんな被ばくしている。
    避難計画は、風向きを考える必要はないのか?

市~考慮する必要はない。

子どもの貧困~実態つかみ、支援を!(12月議会から)

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働く人の4割が非正規雇用となり、
格差と貧困が広がっています。

食べ物があふれているのに、
食事を満足にとれない子どもの実態が社会問題となっています。



『議会質問』から

いとう~子どもの6人に1人が貧困状態で、母子家庭では2人に1人が貧困と
   報じられているが、市の実態は?

市~就学援助対象は1466人である。
  一人親世帯は1184世帯で、貧困率は54・6%となっている。

いとう~子どもをめぐる貧困の相談件数は?

市~今年度、11月末現在で31世帯から相談があった。

いとう~貧困は見えにくい。
   10月に茨城県で電気を止められ、ローソク暮らしをしていた家から出火し、
   子どもが犠牲になった。
   糸島市でもあったのではないか?

市~平成17年度に一件あった。

いとう~水道や電気は必要不可欠。
   子どものいる家庭の電気を止めた場合、すぐ市に連絡するよう、
   電力会社にお願いしていただきたい。

市~九電は家族構成までわからない。
  平成26年度に市と九電で協定を結び、
  「通電停止世帯の異常を察知した場合、ただちに市に連絡する」ことになっている。

いとう~実態がわかれば、生活保護などで、市が対応できる。
   行政の一番大事な仕事は、弱者救済と考える。
   学校や保育所、地域、あらゆる場で子どもの貧困の実態把握に努め、
   弱者救済に力をそそいでいただきたい。


※日本国憲法25条は、すべての国民に「必要最低限度の文化的な生活」を保障しています。

3月議会の一般質問は、「パッカー車、バキュームカー用倉庫の住宅地域(志摩師吉)移転について」…など3件

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今日の議員全員協議会で、3月議会一般質問の抽選をしました。

私は、3月9日の3番目です。
たぶん、午後一時くらいになります。


質問項目は、
1、波多江小学校トイレの改修について

2、パッカー車、バキュームカー用倉庫の住宅地域(志摩師吉)移転について

3、きららの湯の民間への無償譲渡(案)について

の3件です。



※くわしくは、市議会ホームページをごらんください。

虚偽の図面で市の開発審査会をクリア・・・市も住民も知らなかったバキュームカー

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市の委託業者であるK社が、志摩師吉の住宅地に事業所を移転し、
ここを拠点に、「ごみとし尿の収集運搬業」を行うことがわかってから、
生活環境への悪影響を心配する住民と、会社との間で紛争が続いている。

紛争の原因は、住宅地内で「し尿の収集運搬業」をすること。
地域住民にとって、バキュームカーによる悪臭と町のイメージダウンは、もっとも深刻な問題。



それについて、3月9日の私の一般質問で驚くべきことがわかった。

会社は、昨年4月23日に、市役所で開かれた開発審査会に、
事実と異なる虚偽の図面を提出し、審査会をクリアしていたのだ。


虚偽の図面とは・・・


会社は、パッカー車8台、バキュームカー5台、ほか3台を使って、
ごみとし尿の収集運搬業をすることになっており、そのための審査会であったのに、

図面には、「パッカー車用車庫16台」と記載していた。


そして、「パッカー車でごみ収集事業を行う」とだけ説明し、
「バキュームカーによるし尿収集運搬業務」については、隠していたのである。


そのため、関係者として、住民の代表として出席していた地元区長は、
「パッカー車専用の倉庫をつくる」と理解し、反対意見を言わずに帰った。

もし、会社が正直に図面に記載し、本当のことを説明していたら、
持ち家の真ん前にバキュームカーの倉庫ができるとわかったら、当然反対したのに・・・

住民の方々が、「市の会議でだまされた!」と怒るのも無理はない。
(近隣住民が、バキュームカーのことを知らされるのは、それから二週間もたって、会社が地元に個別に説明にきたとき)

しかし、この会議のとき、市はなぜ、会社の虚偽を見逃したのか?
「パッカー車用車庫16台は、間違いだ」と注意し、きちんとこの場で訂正させるのが、
あるべき市の指導ではないのか?

その点を私が問いただすと、
市は、「市も知らなかった」と答弁したのである。


ほんとうに驚いた。
市も会社のウソの図面と説明に騙されていたというのか?
パッカー車専用倉庫だと。

それならもっと悪質だ。
企業の倫理は?
市民の税金で仕事をする委託業者としての資格は?

しかしもっと問題なのは、ごまかされたはずの市が、
会社の虚偽を責めもせず、また住民に謝罪もさせず、
県への許可申請に必要な書類(副申書)を、
今年、1月20日に出してやったということだ。


そのおかげで、会社は1月25日、正式に県に開発申請が完了した。


3月9日の私の一般質問を見た市民の方々から、
「信じられない。糸島市では、虚偽の図面が通るのか!」
「住民が気の毒だ。なぜ市は注意しないのか?」
「詐欺とどう違うのか?ひどすぎる」
といったメールや電話が寄せられた。

「公平公正であるべき市役所が、
特定業者にはこういう対応をしているのですか。
がっかりしました」、という声もあった。


※私の書いていることが、「ほんとうなの?」と思う方は、

インターネットで議会中継をご覧になって、確かめてください。
3月9日の一般質問です。

市長は、自分の家の前に、バキュームカーの倉庫をつくる開発を受け入れられますか?

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市街化地域の第1種住居地域で、
すでにたくさんの住宅が建ち、ベッドタウンとなっているところに、
なぜ、し尿とごみの収集運搬施設をつくるのでしょうか?


とくに、バキュームカー5台でのし尿収集業務は、悪臭と景観の悪化が心配です。
近隣住民は、夜も眠れない、体調が悪化するなど、この一年近く、悩み苦しんできました。

働いていた人たちに聞くと、
「バキュームカーは、洗車をせずに汚れた状態でもどるから、けっこう匂います。
近くの住民の人は気の毒ですね」
と言っています。

周辺には、住宅ローンで家を建てた人、食べものを扱う飲食店もあり、みなさん相当な打撃を受けるのではと心配しています。
資産価値の下落、町内のイメージダウンも計り知れません。

田園居住のまちづくりで地区計画をおこない、住宅や介護施設ができている横に、
この会社は移転するのです。

糸島市が進めているまちづくりの根幹にかかわる問題です。
思いやりや社会常識、倫理の問題です。


私は、市長に聞きました。
「市長は、自分の家の前に、バキュームカーの倉庫をつくる開発を、受け入れられますか?」と。

答弁はありませんでした。
しかし、答えられないことこそが、答えではないでしょうか。

「市の会議でだまされた」・・・それでも県は、「市の判断にそって許可を出す」というのですか?

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前回、住宅地内へのバキュームカーによるし尿の汲み取り事業の件で、
住民と業者との間で紛争が続き、

それについて、住民がたった1回出席した市の開発審査会で、
業者が、虚偽の図面と虚偽の説明を行い、
市と住民をだましていたことを書いた。



3月15日、
地域住民の方々は、福岡県庁へ出向き、
「市の会議でだまされた。こんな開発申請は無効です」
と、許可権限をもっている県の担当者に訴えた。
「だから業者に開発許可を与えないでください」
と。


すると県は、
「市から、法律上、問題ないと報告があっており、
許可しないわけにはいかない」
と答えたという。


その言葉に、住民の方々が、どんなにショックを受け、
心を打ち砕かれたか、想像できる。
ご高齢の方々が、足を引きずって訴えに行っても、
ウソをついた業者の思い通りになるというのか?

しかし、県の言い分はもっともな点もある。
県に「許可権限がある」といっても、
実際にそれぞれの開発の審査をするのは市役所であって、
その報告に基づいて、県は許可を出す仕組みだからだ。
県が、市に出かけて行って、独自調査をするわけではない。


では、この開発をやめさせる方法はないのか?

市は、住民がたった1回だけ出席した開発審査会で、
業者が虚偽の図面を出したこと、
虚偽の説明をしたことで、
住民がこうむった被害をずっと無視してきた。

公務員として、公平公正にやるべき開発審査会で、
業者の虚偽を見抜けず、住民の利益を守れなかったことを、
行政のプロとして、恥ずかしいと思い、
住民に「申し訳なかった」と、
まず心から謝罪すべきなのだ。

公務員である以上、「知らなかった」ではすまないのである。



市が県に、
「市の開発審査会で、会社が虚偽の説明と図面を出していた」
と言う事実をきちんと伝えれば、
県は、
「それなら、もう一度、申請をやり直させてください」
と言うだろう。


うそでごまかした開発審査会。
こんなでたらめな開発が認められれば、
「市の会議でうまくウソをついた業者の勝ち」
と言うことになる。


断じて、そんな市役所であってはならない。

「2億7千万円の公共施設を、タダで差し上げます」とは!…~ラドン温泉きららの湯は、市長の私物ではありません

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二丈温泉きららの湯は、
年間15万人以上が利用し、
市民の健康増進と医療費及び介護費用の削減に、大きな効果を発揮しています。

そのきららを、3月議会で市は、「市内業者に無償譲渡する(無料であげる)」と決定しました。

反対したのは、私と柳明夫議員の二人だけでした。
しかし、きららは市民の大切な財産。
市長の私物ではありません。
まさに、前代未聞の決定です。


私の議会質問で、
きららの建設費は、8億3100万円、
資産価値は2億7千万円とわかりました。

本館は平成15年、別館は平成21年に完成し、
まだ新しい施設です。

市は無償譲渡の理由を、
「大規模改修に費用がかかる」とか、
「運営費が削減できる」と言いますが、タダであげる理由にはなりません。
    
                      つづく
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