10月15日号の市広報によると、
公務員の良心を踏みにじり、部下の職員に虚偽公文書を作成させ、市役所ぐるみで不正な業者選定を繰り返していた松本前市長を、
月形市長は、11月3日、自治功労者として表彰するという。
それは、市が行ってきた数々の不正行為を反省せず、
これからも前市長をお手本に、虚偽や不正を続けることを社会に宣言するようなものである。
それは他の表彰を受ける立派な方々にたいして、あまりに失礼だ。
今回の神在保育所の無償譲渡も、きららの湯の無償譲渡も、前市長のときからの計画だった。
レールを敷いたのは、間違いなく前市長である。
存在しない会社や法人を、やらせで業者選定し、虚偽の決定書を作成して、利害関係者の便宜をはかるという「行政手法」を前市長から受け継いだ今の執行部が、
前市長を尊敬し、表彰したい気持ちはよくわかる。
しかし、
自分の命令に従って、法令順守も公務員倫理も投げ捨て、
議会でウソをつき、不正な行為を実行してくれた職員は出世させるというやり方で市役所に君臨し、
市政を私物化してきた前市長を、私は許せない。
「議員や上司のパワハラに耐えられない」との言葉を残して、職員が自殺しても、
調査ひとつせず真実を隠ぺいした前市長を、私は許せない。
市と議会と利害関係者が手を組めば、何でもできる。
行政私物化の恐ろしい市役所を作り上げた人を、表彰するなど、私には許せない。